新国立劇場バレエ団が、昨夏にロンドンのロイヤル・オペラハウスで上演した「ジゼル」により、英国舞踊批評家協会賞の最優秀カンパニー賞を受賞した。芸術監督を務める元ロイヤル・バレエの主役ダンサーは、困難な状況下でバレエ団の技術や環境を整備し、同団を国際舞台へと導いた。 2020年9月に芸術監督に就任した同氏は、自ら演出した「ジゼル」の英国公演を実現させるなど、任期を2032年まで延長して指揮を執る。今後はダンサーの成長のため、再び海外公演を実現させることを目標としている。
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新国立劇場バレエ団が昨夏にロンドンのロイヤル・オペラハウスで上演した「ジゼル」が今月、英国舞踊批評家協会賞の最優秀カンパニー賞を受賞した。そのバレエ団を芸術監督として率いる。
「様々な困難を乗り越え結果を残したカンパニーの皆を誇りに思っています」というコメントと共に、スポンサー企業などへの感謝を口にした。自らも芸術監督就任から数年でバレエ団を国際舞台へ導いたことになる。
英国ロイヤル・バレエで長く主役を踊った元バレリーナだ。殊に古典作品の踊り手として世界で傑出した存在だった。
満を持して新国立劇場(東京・渋谷)の舞踊芸術監督に就いたのは、新型コロナウイルス下の2020年9月。想定外のことだらけの船出だったが、バレエ団の技術を基礎から見直し、リハーサル環境などを少しずつ整備した。そして自ら演出した「ジゼル」の英国公演を実現させた。
国内でも新国立劇場バレエ団のファンが増え、自らの芸術監督任期は32年まで延びた。夢は「ダンサーをまた海外に連れて行くこと」。海外公演は「彼らを成長させる」。自らの経験からの実感でもある。
(編集委員 瀬崎久見子)(写真は(C)Foteini Christofilopoulou)