ガスタービンは、圧縮機、燃焼器、タービンの3要素で構成され、燃料を燃焼させた高温高圧ガスの力でタービンを回して動力を得るエンジンである。発電機や航空機、船舶などの大型機械の動力源として用いられる。 発電分野では、排熱を利用して蒸気タービンも回す「GTCC(ガスタービン・コンバインドサイクル)」技術により、高効率な発電が可能となっている。ガス火力は、石炭火力に比べて二酸化炭素(CO2)の排出を抑えられ、発電量の安定性や出力調整のしやすさから、データセンター向けの電源としても適している。 発電用ガスタービンの世界市場は、三菱重工業、米GEベルノバ、独シーメンス・エナジーの3社による寡占状態にある。AIデータセンターの電力需要増や老朽発電所の更新を背景に受注が増加しており、各社は大型機の発電効率向上や、水素・アンモニアを混合燃焼させる技術開発を進めるとともに、供給能力の確保が焦点となっている。
Sourcehttps://www.nikkei.com/paper/article/?b=20260628&ng=DGKKZO97209830Y6A620C2EA2000
▽…燃料となる石油や天然ガスなどを燃やして動力を得るエンジンの一種。主に「圧縮機」「燃焼器」「タービン」の3つで構成する。空気を圧縮し、高圧の気体に燃料を噴射して燃焼させ、高温高圧ガスの力でタービンを回す。発電機や航空機、船舶など大型の機械の動力源として使われる。

▽…発電分野では、排熱で蒸気タービンも回す「GTCC(ガスタービン・コンバインドサイクル)」の技術が広がる。GTCCは天然ガスなどを燃やして高効率に発電でき、石炭火力より二酸化炭素(CO2)排出を抑えられる。ガス火力は発電量が安定し、出力も調整しやすいため、データセンター向けの電源に適している。
▽…発電用ガスタービンの世界市場は三菱重工業と米GEベルノバ、独シーメンス・エナジーの3社で寡占している。大型機の発電効率向上や水素やアンモニアを混ぜて燃やす技術の開発が進む。人工知能(AI)データセンターの電力需要や老朽発電所の更新で受注が増え、各社の供給能力が焦点になっている。